ブラック、自己破産からのキャッシング WP

自己破産、離婚を経てなお多重債務に陥った低所得サラリーマンの借り入れと返済の記録です。旧サイト ”ブラック、自己破産からのキャッシング”のワードプレスバージョンです。旧サイトはこちらから→http://jikohasann722.blog.co.jp

包括契約と個別契約

   

借金における『包括契約』と『個別契約』とは?

借金の契約には大きく分けて2種類の契約形態があります。

それが『包括契約』と『個別契約』です。

これは契約書にも記載されていますが、一番簡単に『その借り入れが個別契約なのか包括契約なのか』を知りたい場合はJICCの情報開示を行えば簡単にわかります。

JICCの開示資料、ファイルDの中に『包括 個別』という欄があり、そこに借入ごとの契約形態が記されています。

では『包括契約』と『個別契約』違いはなんなのか?

どういう契約でどんなメリット、デメリットがあるのか?

これについて書いてみます。

スポンサーリンク

スマホ用アドセンス

消費性の借金はほとんど『包括契約』

一概に借金といってもいろいろあります。

といってもこのブログは住宅ローンや自動車ローンといった目的ローンについてはほとんど触れていません。

むしろそういったローンすら組めない多重債務者や法的整理を経たいわゆる金融ブラックの方々向けに書いていますので、ここでいう『借金』とは『消費性の借金』、キャッシングやカード―ローンといわれる借金のことです。

この『消費性の借金』、一般的な人の場合の契約形態はほとんど『包括契約』です。

ただ金を借りる、こういった契約で『個別契約』を結んでいる人はあまり信用状況の良くない人といえると思います。

一般的な借金の場合、あらかじめ設定された枠内であれば返済したり借り入れたりを繰り返せます。

それこそATMに行けば自分の預金感覚で引き出せる(引き出しているのではなく、借りているのですが)。

こういった大手消費者金融の借り入れや銀行カードローン、クレジットカードのキャッシング枠などはすべて『包括契約』です。

枠内での借入についてその都度契約を結ぶのではなく、枠内での融資、返済についてすべてを包括的に契約する、これが『包括契約』です。

この契約形態をとっているのでいちいち審査したり契約書を交わしたりする必要なくATMで簡単に追加借り入れができるのです。

当然、途上与信調査は入りますので『枠内であれば無制限・無審査で』というわけではありませんが。

これに対して『個別契約』とは一回の融資から返済までを一つの契約とする契約形態になります。

その為、返済が進み残高が減ってきた場合でも再び借入枠まで追加融資を受けようとすれば新たに契約を結びなおさないといけません。

通常、貸金業者は一人の顧客と複数の契約は結ばないので、最初の個別契約が完了しないと新たな契約が結べません。

その為、一旦最初の契約を完了(完済)し、新たに契約を結ぶという方法で追加融資を行います。

こうすることでその都度審査を行うことができるので貸金業者のリスクを軽減できるのです。

その為、『個別契約』で契約する業者はどちらかというと柔軟な独自審査(いわゆるブラック対応業者)が多いのです。

例えば10万円借りて6万円返済後に追加融資を受ける場合はこうなります。

一旦10万円の新たな契約を結ぶ→融資した10万円から最初の契約の残債4万円を返済し契約を完了(完済)する→最初の契約を完済した残りの6万円を融資する

一見面倒ですが、常に新しい契約、新しい返済計画となりますのでわかりやす形態でもあります。

それぞれの契約のメリット、デメリットは?

まず『包括契約』。

最大のメリットは当然のように枠内の追加融資が受けやすい事です。

枠内であればほとんど預金感覚で融資が受けられる。

これは非常に便利です。

しかしその最大のメリットの裏返しがデメリットとなります。

枠内で何度でも借り入れでき、その都度返済できるがゆえに今までどれだけ返済したのか?利子はどれだけ払ったのか?といったことが分かりにくくなります。

『借りて返す』『返して借りる』を繰り返すうちにほとんど利子だけを搾取されていくといったことも起こります。

過払い請求で思った以上の過払金が発生したりするのはこのためです。

対して『個別契約』では借入残高、返済金額、利息が把握しやすいというメリットがあります。

その分、追加融資(再融資)時には手間がかかりますし、新規契約時と同様の審査が必要となるので『包括契約』と比して追加融資のハードルは上がります。

これが大きなデメリット。

しかしお金の管理が苦手な人が結ぶケースが多いことを考えれば『個別契約』は悪い契約ではないと私は思います。

そして『包括契約』にはもう一つ、メリットにもデメリットにもなり得ることがあります。

『包括契約』を完済するとどうなるか?

『包括契約』のメリットにもデメリットにもなり得る事象、それが『包括残0債権』です。

これは『包括契約』を結んでいるが完済し、契約だけが残っている状態のことを言います。

この『包括残0債権』の情報はJICCにも信用情報として記載されるので、場合によっては審査に不利に働くこともあります。

しかし『契約が残っている』=『借入枠が残っている』という状態なので新たな審査を受けることなくその『包括契約』の枠内で再融資を受けることができます。

完済すれば契約が満了する『個別契約』と違い、『包括契約』は完済しても契約を破棄しない限り契約は残るということになるのです。

借入時にはあまり気にしない借り入れの契約形態。

しかし場合によってはこの契約形態の違いは状況に大きな変化を与える可能性があります。

複数の借り入れを行っている多重債務者の方は一度情報開示をするか契約書を見直して、契約形態を確認するといいかもしれません。

 

 - お金にまつわる雑記, 借金・支払 , , , , ,