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パチンコ・パチスロにさらなる規制!依存症対策と騙る規制が依存者を殺す!

      2017/08/30

MAX機規制、AT機規制を上回る新たな規制が検討されている!

皆さん、既にご存知だと思いますが2017年7月11日付で警察庁よりパチンコ・パチスロの型式検定に関して新たな規制案が公示されました。

yahooニュース等では『パチンコ、4時間で5万円以上勝てないように規制強化』といった感じにわかりやすい見出しとなっていました。

では実際はどういう改正(改悪?)なのか具体的に考えて見ます。

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まずは基本の遊戯条件を知らなければ改正案について知ることはできない!

建前上、パチンコ・パチスロは賭博ではありません。

賭博でない以上、今回の改正案の中身を見ても金銭に対する記述は一切ありません。

ではなぜ、前述のように『五万円以上勝てないように規制』ということが出来るのか?

それを警察庁より公示されている案から読み取る為にはまず、基本的な条件(規制)を知る必要があります。

それがパチンコ玉の発射速度であり、パチスロ機1Gにかかる時間の条件です。

パチンコの場合の発射速度は『1分間の間に100個を超える遊戯球を発射できるものでないこと』との規定があります。

そしてパチスロ機の場合は『1ゲームにかかる時間が4.1秒』という規定があります。

つまり、パチンコ機で1時間遊戯球を発射し続けた場合の総数は6,000個。

パチスロ機で1時間連続で遊戯した場合のゲーム数は約878ゲーム。

50枚で30ゲーム程度廻る機種で考えると1時間の消費コインは約1460枚。

これが基準になります。

この規制は今回改定されませんので、この数字を当てはめていくことで『規制前』『規制後』の具体的な姿が見えてくると思います。

五万以上の勝ちはない!さて、その根拠は?

考察する前提ができたところで今回の改正案を見ていきましょう。

まずはパチンコ。

大きな改定は3つ。

そして新たに加えられた規定が1つ。

  • 旧:1時間で獲得できる遊技球が発射させた遊技球の3倍を超えることがある性能を有しない事新:1時間で獲得できる遊技球が発射させた遊技球の2.2倍を超えることがあるか、またはその三分の一を下回る事がある性能を有しない事
  • 旧:10時間で獲得できる遊技球が発射させた遊技球の2倍を超えることがあるか、またはその二分の一を下回る事がある性能を有しない事新:10時間で獲得できる遊技球が発射させた遊技球の三分の四を超えることがあるか、またはその二分の一を下回る事がある性能を有しない事
  • 役物連続作動装置(大当たりチャッカー)を持つ遊技機の連続作動回数は旧:16回まで新:10回まで
  • 追加:4時間で獲得できる遊技機が発射させた遊技機の1.5倍を超える事があるか、またはその五分の二を下回る事のある性能を有しない事

元の改正案を抜粋する形で書くと非常に分かりにくいですが、上記の条件を前述の基本条件で考えると最大の勝ち負けは以下の通りになります。

  • 1時間遊技の場合  旧:勝ちの場合、純増12,000個まで新:勝ちの場合、純増7,200個まで。負けの場合、純減4,000個まで
  • 4時間遊技の場合  旧:規定なし新:勝ち、純増12,000個まで。負け、純減14,400個まで
  • 10時間遊技の場合  旧:勝ち純増60,000個まで。負け純減30,000個まで新:勝ち純増20,000個まで。負け純減30,000個まで

となります。

これに等価交換の4円をかけた場合、4時間で獲得できる金額は48,000円となるので『四時間で五万以上勝てない』と言う話になるのですが、これはあくまで等価交換の話。

実際にはほとんどの地域で等価交換が廃止されていますので、『四万そこそこしか勝てない』と言う方が正しいのです。

もっと問題なのが『負けはたいして抑制されないのに勝ちだけ大幅に抑制される』と言う事。

特に10時間の連続遊技時の数字が顕著です。

貸玉4円、交換3.5円で仮に計算すると旧規定では『21万勝つ事もあるが、12万負ける事もある』と言う規定だったのに対し、新規定では『12万負ける事は依然としてあるが、勝つ時は最大でも7万しか勝てない』と言うことになります。

これはあまりにも酷い。

スロットの規制についてはさらに複雑なので割愛しますが、17,500回(約20時間)の遊技の場合、同様に最大の勝ちは4分の3程度(機械割最大120%→115%)なりますが、負けは1割程度しか抑制されません(純減45%→40%)。

前述の数字を当てはめて等価交換で考えるならば、勝ちは約12万から9万ほどにおさえられ、負けは約26万から23万ほどになる。

金額にすると同じ3万ですが、もともと勝ちの金額は負けの金額を大きく下回っているので、遊技条件は悪化する事になります。

内容としてはパチンコよりもさらに厳しい規制と言えます。

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今回の規制は依存対策にはなり得ない!なぜそう言えるのか?

正確には『今回の規制は既存のギャンブル依存症患者に対する依存対策にはなり得ない』と言う事になると思います。

パチンコ・パチスロがギャンブルとしての魅力を大きく失う事になる今回の規制強化、『新たな依存者を抑制する』と言う意味では一定の効果があると思います。

しかしそれはギャンブルとしての魅力を失ったものからよりギャンブルとしての魅力のある方へ誘導する結果にしかならないと思います。

これが『カジノ法案の煽りで規制強化されている』と言われる所以でしょう。

しかしさらに問題なのは、既存のギャンブル依存症患者、パチンコ依存症患者に対策には全くならない、的外れな規制であると言う事です。

勝てる可能性、勝てる額を低く抑える事でのめり込む危険性を下げようとする今回の規制強化、絶対条件として『遊技者が合理的に判断できる』と言うことが不可欠です。

しかし依存者は合理的に判断できません

依存者の中には借金してまでギャンブルをしたり、支払わなければならない金でギャンブルしたり、酷い人では子供の貯金を使い込んでまでギャンブルする人もいます。

そんな人に『勝ちにくくなったからのめり込まないようにしよう』なんて判断が出来るでしょうか?

それが出来るのなら前述のように不合理な行動はもともと取らないでしょう。

となると、勝ちにくくなった分、依存によって失う金額が増えるだけです。

そしてそれは状況の悪化を進めるだけになります。

既存のギャンブル依存症患者に対して対策を取るならば今回のように『勝ちを抑制する』のは逆効果だと思います。

逆に『負けを抑制する』対策しかないと私は考えます。

多重債務対策に総量規制を設けたのと同じ考え方です。

マイナンバーで納税額等を把握できるのであれば、それに紐付けて1ヶ月に使える額の上限を定める等、やり方は種々あると思います。

なぜそれができないのか?

答えは簡単です。

パチンコ・パチスロがギャンブルでないからです。

結局、ここに行き着くんです。

ギャンブルでないので規制に金額の概念を入れることができない。

結局は三店方式の欺瞞に手を出さない以上、有効な依存症対策なんて取れないし、それをやらないと言うことはそもそも有効な対策を取るつもりがないと言うことです。

利権の奪い合い、それに過ぎない。

そう見られても仕方ないと思います。

今回の規制強化に対してはパブリックコメントと言う形で意見を伝えることができます。

なにか感じるところがある方は是非、意見を述べて欲しいです。

下記リンクよりコメント出来ますので、よろしくお願いします。

パブリックコメント

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