ブラック、自己破産からのキャッシング WP

自己破産、離婚を経てなお多重債務に陥った低所得サラリーマンの借り入れと返済の記録です。旧サイト ”ブラック、自己破産からのキャッシング”のワードプレスバージョンです。旧サイトはこちらから→http://jikohasann722.blog.co.jp

借金を一本化し金利を大幅に下げて、その上家まで手に入る!そんな夢のような借金解決方法があるってホント?!

   

ある日怪しいチラシが投かんされた!『借金・ローンの悩み即解決!』ってどういうこと?

まずはこの画像を見てください。

fc2blog_20151024131923869

これは昨年、私の自宅マンションに投函されたチラシです。

信じられないかもしれませんが、これは

不動産会社の広告

なのです。

裏面には通常の不動産チラシと同様、住宅の間取り図や完成イメージ画像などが掲載されていました。

一体このチラシは何を意図しているのでしょうか?

スポンサーリンク

スマホ用アドセンス

借金の一本化(おまとめ)、大幅な金利の低下、月々返済額の大幅な減額・・・。多重債務者の望む全ての願いがそこには凝縮されていた!

このチラシが投かんされた時のことを私のもう一つのブログ、『ブラック、自己破産からのキャッシング』で記事にしています。

そうです。

このチラシは『オーバーローン』の誘いなのです。

『オーバーローン』という言葉にはいろいろな意味がありますが、この場合の『オーバーローン』とは”住宅購入時に組む住宅ローンを実際の住宅購入価格よりも多く借り入れること”を言います。

具体的に言うと、例えば3000万円の住宅を購入するに当たり3500万円の住宅ローンを契約し、その差額の500万円を既存の借金の返済に充てるという行為です。

フリーローン・キャッシングの場合、金利は安くても10%前後、そして長くても5年程度で完済できる金額が月々の約定返済額となります。

しかし住宅ローンの金利は固定でも1.5%程度、返済期間は20年~30年と長期となりその分月々の返済額は抑えられます。

500万円のフリーローンを金利10%で借りていて5年で完済する場合、月々の返済額は106,235円。

しかしこれを住宅ローンの一部として借りればその500万円に対する返済額は月々17,256円(30年、1.5%試算)。

3500万円のローン全体でも120,792円(同条件)。

月々返済106,235円に加えて家賃を支払わなければならないことを考えれば大幅な減額といえます。

また500万円のキャッシング・フリーローンだけを抜き出して考えれば返済期間は6倍に伸びるものの月々返済額は大幅な減額となります。

そして返済期間が延びたにもかかわらず利息率が大幅に下がるために支払う金利総額は1,374,079円から1,211,931円に下がります。

月々返済額も返済総額も下がるなんて夢のような解決方法です。

住宅を持っていない多重債務者はすべて一度は検討してみたらいいんじゃないでしょうか!

なんてわけはないのです。

世の中、そんなにうまい話は存在しません。

『オーバーローン』を通すためにはどうしたらいいのか?そこを考えればこの方法の危険性がわかる!

私も旧ブログの記事を書いた時点では『家のローンが組める属性があるなら悪い解決法じゃないな』的なニュアンスでとらえていましたが、これは大きな間違い。

住宅ローンにおける『オーバーローン』は下手をすれば犯罪に問われかねない危険な行為なのです。

では『オーバーローン』を組む手順を考えてみましょう。

住宅ローンは住宅を担保に取る『目的ローン』です。

融資の使用目的が明確に決まっていて、その使用目的に担保価値があるからこそ長期の償還と低金利が可能なのです。

当然融資する銀行はその住宅ローンが妥当なのかどうか審査をします。

その審査には住宅メーカーの見積書を使うことになるのですが、通常なら3000万円の見積もりに対してフルローンで3000万円の融資となるわけです。

しかしそれでは『オーバーローン』が組めない。

となると前述のチラシのような営業をかける不動産業者やハウスメーカーは本来3000万円の価格に対して3500万円の見積書を作るわけです。

これは目的をもって書類を偽造することになるので『有印私文書偽造』にあたる可能性があります。

さらにその偽造した書類をもとに銀行から本来得られない額の融資を受けるということになりますので『詐欺』に問われる危険性もあります。

『オーバーローン』を銀行から引き出すためにはどうしてもこれらの犯罪行為を犯す必要が出てくるのです。

仮に犯罪として立件されなくても契約違反であることには違いない。

前述のとおり住宅ローンは明確に使途の決められた目的ローンだからです。

当然契約書には目的外に流用しないこと、契約違反があった場合の一括返済についての記述があるはずです。

要するに『オーバーローン』で借金をまとめる行為とは犯罪として立件されたり数千万円の金を一括請求されたりするリスクを高々数十、数百万円の借金を返済するために抱える行為なのです。

『オーバーローン』が発覚し、一括返済を求められた場合のさらなるリスク

『オーバーローン』が発覚するとそのオーバー分だけじゃなく住宅ローン全額の一括返済を求められることになります。

発覚までに宝くじでもあたってない限り手に入れた住宅を手放して支払することになるでしょう。

しかしこの時にもう一つのリスクが具現化します。

3000万円の購入に対して3500万円のローンを組んでいるのです。

購入時のままの金額で住宅が売れてもさらに500万円を一括で支払わなければならないのです。

さらに住宅は往々にして購入時の価格では売れません。

ということは住宅を手放しても

元の借金以上の額を一括請求される羽目になる!

これがもう一つのリスクです。

500万円の借金をまとめ、月々の返済額を下げたいがためにやった行為で下手すれば1000万円以上の金を請求されることもあり得るわけです。

さらに住む場所も失う。

住宅ローンの『オーバーローン』がいかに危険な行為であるかわかると思います。

やはり借金問題の解決には地道な返済。

それが出来なければ正面から向き合って適切な債務整理。

近道はないのです。

 

 - お金にまつわる雑記, 借金・貧乏にまつわる詐欺 , ,